2021年12月25日

東京義塾 in 秋葉原

 暫くご無沙汰していた東京義塾に参加しました。秋葉原駅東口を出た最寄りのビルで開催されたのですが、今回は参加者の顔ぶれが少し違っていました。欠席が長かったせいでしょうか。初対面の方が3,4人いました。主催者のI.K.さんの話から始まりました。殊の外、力が入っていました。

 内容が現役時代の際どいお話だったからでしょうか。これはオフレコと強い口調で釘を刺していましたし、参加者のうちメモを取っていた方がいたので、後日、うっかりして他人に漏らしてしまったら非常に迷惑をかけることになりそうです。政治の世界も実業界も国家同士の諜報活動が当たり前の社会にも拘わらず、平和ぼけしてしまった私たち日本人には、そんなのありなの?と陰謀論の域から出られず疑う方が多いと思います。

 しかし現実には権力を握る政治家も官僚も国益を第一に仕事に邁進しなければならないはずですが、ハニトラに引っかかったり、裏切り者が出たりして失敗してしまうことが多い世界でもあります。先日も自民党参議院議員の秘書の問題が週刊誌に暴露されていましたが、事の詳細は兎も角、スキャンダラスな話題に事欠きません。

 これらは議員の心構えに隙があるからでしょうし、国益とは何かを理解せずにいることと。派閥力学も弱くなり、今だけ、金だけ、自分だけの議員が増えてしまった証左ではないかと思います。政務調査費が一月あたり100万円も貰えて、かつ年収もボーナスも含めると2180万円も貰える国会議員は超エリートなのですが。

 この立場を維持するためには、政党幹部の指示に従っているほうが楽ですし、何もしない方が楽です。そして次期選挙の公認権と選挙資金が得られるので安全なのです。更に初心を忘れてしまえば国民を裏切ることなど恥とも思わなくなり、利権保守的存在に落ちて、無用の長物になってしまうのです。この体たらくを断ち切るのは有権者の責任に他なりません。ですから地元選出議員が有権者を裏切らないように有権者の監視の目が必須なのです。

 しかし監視の目といっても国民が常に目を光らせている時間も暇も無いのが残念です。そのために政治評論家や経済学者がいるのですが、組織に繋がりのある人には、真実が語れない不自由さがあり、国民の思いが実現できない状況下にあるのではないかと思います。3.11福島原発事故直後の放射能汚染が騒がれた時でさえ、政府は年間被曝量が1ミリシーベルトの許容制限値を10ミリシーベルトに緩めました。

 一方、これは棄民政策だと非難した専門家もいましたし、反対に怖くないといった専門家もいました。そのときになぜ賛成派と反対派を同じテーブルに付けて、徹底討論させなかったのでしょうか。テレビは都合のよい専門家と称する人間を使って、真実を歪める報道を垂れ流し、国民はユーチューブ動画で異論を知り、矛盾した報道に気づきますが、大きな声になりません。

 この繰り返しにウンザリしますが、社会の流れに棹さすことはタブーなのでしょうか? やるだけ損だと諦めてしまう風潮にあります。社会は川の流れに例えられますが、上手く泳いでいくしかないのでしょうか? 便利になればなるほど嫌なものが見える社会になってしまいました。

 新年になると、1月9日に『入管法改正に反対する緊急集会』があり、1月25日には『軍歌を歌い継ぐ』催しがあります。チラシを頂いたので貼り付けて置きます。ご興味のある方は是非、ご参加ください。

   (”入管法改正に反対する緊急集会” チラシ)
   入管法改正に反対する緊急集会(2022.01.09).jpg

   (”軍歌を歌い継ぐ” 催しのチラシ)
   軍歌を歌い継ぐ(2022.01.25)表.jpg

   軍歌を歌い継ぐ(2022.01.25)裏・主意書.jpg
































































posted by toshi at 18:07| 埼玉 ☔| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月21日

地震は予測できない!?


 今日の毎日新聞ニュースに、実際に地震が起こると約20万人程の死者が想定されると出ていた。この災害予防策が緊急に必要なことは誰でもわかる。しかし少子高齢化による人口減少が確実に進んでいく日本では、高度経済成長時代に作ったインフラの更新時期にあり、これも同時に考えなければならない課題だ。

 さらにコロナ禍で流通が滞り、輸入に頼っている産業分野の停滞、需給のアンバランスが顕在化して、食料を含めて生活必需品、燃料価格の高騰が目に余ります。国民生活を守るはずの政府は、何処の国もワクチン打て打てキャンペーンばかり、現実の生活に目が向かず、何かに狂ったようにビッグファーマ、医療専門家たちの言うなりに、コロナ撲滅に突っ走っている。

 現実の生活に影響するのは、毎日の生産活動、事業の展開であり、農業でもある。農業労働者が減れば作物も減り、今でも低い食糧自給率が、益々低くなり、国内生産が無くなるのではあるまいか。そして海外頼みの食糧ばかりとなると、気候変動、国家同士の紛争、いざこざがあると途端に干上がってします。つまり飢えてしまう恐れがある。

 政府がやるべき優先順位は、第一に食糧自給率を上げること。第二に国防・平和安全を図ること。第三に便利さ追求のインフラ整備。その他はその後で良いのではあるまいか。国家の姿は税法にありと、以前、脱税疑獄事件で日劇に査察に行った経験をもつ、富岡幸雄さんに聞いたことがありますが、金の使い方、予算の付け方で国家の姿勢はわかります。是非、キックバック期待の政策や、既得権益層を保護するための政策はやめてもらいたいものです。

<最悪19万9000人死亡 日本海溝・千島海溝地震被害想定 政府毎日新聞1672
 北東北沖の日本海溝沿いとその北に連なる千島海溝沿いで起きる二つの巨大地震について、内閣府は21日、被害想定を発表した。千葉県以北の太平洋側を中心に最大震度7の揺れと最大約30メートルの津波に見舞われる前提。最悪のケースで、日本海溝地震の場合は約19万9000人が死亡し、建物約22万棟が全壊・焼失し、経済的被害額は約31兆3000億円に上る。千島海溝地震は死者約10万人、全壊約8万4000棟、経済的被害額約16兆7000億円。内閣府は「対策を講じれば被害は減らせる。『正しく恐れる』ことが重要だ」としている。続きを読む>


京都大学2020年度退職教員最終講義
鎌田 浩毅 (人間・環境学研究科 教授)
「地震・噴火・温暖化は今後どうなるか?」
2021年3月10日







































































posted by toshi at 13:42| 埼玉 ☔| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月13日

無残な姿になった立木


DSC_7617.jpg

 地球的規模でSDGsと称し地球環境を考えよう、或は環境破壊は許されないと謳っていますが、細かく観ていくと現場のあちこちで、環境保全どころか環境を台無しにしているのでは無いかと思う場面に出会います。今日は昼食を摂るため午後1時過ぎに駅西口のお店に行きました。その帰り道に気になっていた立木の伐採後の姿を一コマ撮りました。まだ生命力はありそう・・・。

 三菱UFJ銀行の店舗の前、かつバス乗り場の目の前のことです。昔(50年位)は昭和産業のデンプン工場があり、そこに引き込み線もあり、操業中には白い煙がもくもくと上がっていました。工場横の水路には、なみなみと暖かい温水が流れていたのをよく覚えています。その工場が東口駅前開発が先に終わると、工場が鹿嶋に移転したため跡地には、昭産プラザ、西友スーパー、地元商店組合のモンシェリーが立ち、ロータリーには、タクシー用の駐車場などができたのです。

 その都市計画整備事業で計画された町並みは、当時と様変わりして、市民が喜んで受け入れるだけの魅力ある町になったのです。しかし計画されて植樹された樹木は、夏の暑さを防ぐ有り難いものでしたが、一方、落ち葉が路面に散らかり、雨の日の歩行の邪魔になることもあったのです。このようなことで目を休めたり、一時は涼むことができた緑の樹木も市民からクレームがあったのでしょう。このような無残な姿になってしまいました。

 人間は本当に我が儘なものですね。公共の財産だとあくまでも保全しようとしないものです。税金で運営しているのだから、行政がやってくれ、クレームを言えばなんとかなると、勿論、ボランティアでやっている人もお見かけしますが、ほんの数人です。時代が進むと余裕が無くなってきたのでしょうか、或は人口が増えたことが原因なのでしょうか。

 自己主張はするが、公のことは考えなくなってしまったのでしょう。そしてクレームに耐えかね行政が決断したのかも知れませんが、都市計画とは一体全体何なのでしょう。勿論、遠い将来のことは誰にも予測できないことですが、樹木は育つものだくらいのことは誰にでもわかります。ましてや専門家には常識の範囲だと思うのです。

 それなのにこのような立木が伐採されてしまった現実があります。誰も責任を取らない、取れない無責任社会の一端を見たような気がします。いっその事、駅前広場に車の乗り入れを禁止して、周辺に車庫、店舗を作っていただきたいものです。そうすれば駅周辺は緑豊かな街区に生まれ変わり、より清々しい光景に様変わりすると思うのです。















posted by toshi at 14:53| 埼玉 ☔| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする