内容が現役時代の際どいお話だったからでしょうか。これはオフレコと強い口調で釘を刺していましたし、参加者のうちメモを取っていた方がいたので、後日、うっかりして他人に漏らしてしまったら非常に迷惑をかけることになりそうです。政治の世界も実業界も国家同士の諜報活動が当たり前の社会にも拘わらず、平和ぼけしてしまった私たち日本人には、そんなのありなの?と陰謀論の域から出られず疑う方が多いと思います。
しかし現実には権力を握る政治家も官僚も国益を第一に仕事に邁進しなければならないはずですが、ハニトラに引っかかったり、裏切り者が出たりして失敗してしまうことが多い世界でもあります。先日も自民党参議院議員の秘書の問題が週刊誌に暴露されていましたが、事の詳細は兎も角、スキャンダラスな話題に事欠きません。
これらは議員の心構えに隙があるからでしょうし、国益とは何かを理解せずにいることと。派閥力学も弱くなり、今だけ、金だけ、自分だけの議員が増えてしまった証左ではないかと思います。政務調査費が一月あたり100万円も貰えて、かつ年収もボーナスも含めると2180万円も貰える国会議員は超エリートなのですが。
この立場を維持するためには、政党幹部の指示に従っているほうが楽ですし、何もしない方が楽です。そして次期選挙の公認権と選挙資金が得られるので安全なのです。更に初心を忘れてしまえば国民を裏切ることなど恥とも思わなくなり、利権保守的存在に落ちて、無用の長物になってしまうのです。この体たらくを断ち切るのは有権者の責任に他なりません。ですから地元選出議員が有権者を裏切らないように有権者の監視の目が必須なのです。
しかし監視の目といっても国民が常に目を光らせている時間も暇も無いのが残念です。そのために政治評論家や経済学者がいるのですが、組織に繋がりのある人には、真実が語れない不自由さがあり、国民の思いが実現できない状況下にあるのではないかと思います。3.11福島原発事故直後の放射能汚染が騒がれた時でさえ、政府は年間被曝量が1ミリシーベルトの許容制限値を10ミリシーベルトに緩めました。
一方、これは棄民政策だと非難した専門家もいましたし、反対に怖くないといった専門家もいました。そのときになぜ賛成派と反対派を同じテーブルに付けて、徹底討論させなかったのでしょうか。テレビは都合のよい専門家と称する人間を使って、真実を歪める報道を垂れ流し、国民はユーチューブ動画で異論を知り、矛盾した報道に気づきますが、大きな声になりません。
この繰り返しにウンザリしますが、社会の流れに棹さすことはタブーなのでしょうか? やるだけ損だと諦めてしまう風潮にあります。社会は川の流れに例えられますが、上手く泳いでいくしかないのでしょうか? 便利になればなるほど嫌なものが見える社会になってしまいました。
新年になると、1月9日に『入管法改正に反対する緊急集会』があり、1月25日には『軍歌を歌い継ぐ』催しがあります。チラシを頂いたので貼り付けて置きます。ご興味のある方は是非、ご参加ください。
(”入管法改正に反対する緊急集会” チラシ)

(”軍歌を歌い継ぐ” 催しのチラシ)

