2022年07月19日

緑が泣いている


 環境汚染が酷くなって、緑の大切さが大きく取り上げられていたことを忘れてしまったのだろうか。駅前の県道傍の緑地の灌木が見事に伐採されてしまった。しかもこの緑地の管理は県の管轄のはず。建物を建てる時には規模にもよるが、大きな敷地を利用して建築する場合には、敷地面積に応じて、行政は緑地を確保するよう指導する。

 自らもその行政指導を受けて仕事をしてきた立場から言わせてもらえば、行政指導で民間に緑地を作るように指導してきた、あなたたちは税収が減り、コストがかかるからという理由で灌木を伐採するのでしょうか? 身近なところに緑があるのは目にも優しく気持ちが落ち着く、無くてはならないものだ。

 そのように理想的な環境を作ろうとしたことは間違いではなかった。しかし今のこの灌木を伐採した様を見ると、一体何を考えているのかと行政行為を疑わざるを得ない。民間事業者ならば、兎も角、このように役所自らが、緑地の灌木を無残にも根元から伐採するとはどうかと思う。このような結果が予測されていなかった。予想外だったという理屈もあるかも知れないが、全国一律の行政指導は必ずしもベストでないことがわかったのではないか。

 こうなる前に緑地は郊外に作るべきだったと思う所以だ。市民が歩いて行ける距離、或は自転車で10分などと距離に応じて、大小様々な公園を用意すれば足りると思うのだ。この方が樹木の伐採もやりやすいし、交通渋滞も減り、リスクも少ないと思うのだ。そうすれば街中の中途半端な規模の緑地を確保させる事は無いと思います。

 むしろ街中では要所のランドマークの樹木は必要でしょうが、窓辺の緑、花壇でも間に合うはずだし、真夏の暑さを凌ぐには、寧ろ雁木のような通路が便利ではなかろうかと、この灌木の伐採後の姿を見て感じました。緑が泣いている・・・と


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posted by toshi at 15:55| 埼玉 ☔| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月02日

石井紘基氏の思い


 久しぶりに石井紘基の名前を見つけました。彼は特別会計の闇を国会で暴露する予定の数日前に暗殺されてしまいました。
それ以来、この暗部を暴露する人間がいなくなった。既得権体制の矛盾を指摘し批判するよりも仲間入りし、御利益に与ろうとする卑しい人間が増えたからなのだろうか。

 今こそ、石井紘基のような政治家の登場が待たれますが、正しい政治活動ができる政治家を他の政治家が応援しなければ、国民主権の政治は実現できません。このたび黒川敦彦さんが詳細に紹介していますが、この特別会計の闇を温存したままにすると誰も責任を取らず、国民が選んだ政治家の無力によって、官僚支配の国家は破綻するでしょう。

 付けは国民が引き受けることになります。これが責任者不在の国家の行く末です。これが嫌なら、既得権益層の利権、或は一部の抜き取りする者達を排除することは当然のことです。綺麗事だけで政治は運営できないとも言われますが、何十年も隠蔽してきた闇を表に晒して、より正しい政治に舵を切らねばならないと思います。

 慣習も法なりと、既得権を守り続けることと、雇用形態を多様化することとは立場によって、保守になったり、革新になったりと敵対することになりますが、最低限、人権を守ることは貫いてもらいたいものです。明文化したものと不文律が混在する矛盾を抱えて話し合う事は、政治そのものです。"石井紘基氏の思い” が実現することを願います。




















posted by toshi at 11:13| 埼玉 ☔| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする