2017年01月13日

大災害時の救援活動は誰がやっている・・・。


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 南海トラフ地震が起こりそうだ! 首都直下型地震が起こる確率が高いなどと危惧されていますが、本当に大震災が起こった時に、果たして、充分な対応ができるのでしょうか、或いは出来ないのでしょうか本当に心配です。

 そんなことも気がかりですので、昨晩、憲政記念館で開催された元陸上自衛隊中部方面総監の松島悠佐さんの講演「阪神・淡路大震災、自衛隊かく戦えり!」を聴きに出掛けました。

 スマートで紳士然とした松島さんは、阪神淡路大震災直後に災害救済活動を自衛隊最高指揮官として100日間指揮を取った方です。その災害救助活動で明らかになったことをお話されました。当時の国、県、地元自治体は、ともに危機管理という点では体制も法律も不充分だった。

 自衛隊という組織は、現場では自己完結型の組織なのです。しかし、この武器を持つ組織(軍隊)を簡単に動かすことは出来ない。其れは戦争となる場合もあって、そう簡単には動かせないそうなのです。ですから県知事の災害救助要請を受けるとかがないと現場には来れない。イザというときに行動に出れない。現場へ駆けつけるのが遅い理由が、このようなことにあるそうです。

 勿論、このような組織は外国では軍隊と言っていますが、日本では、そのように認知されていないところもあり、違憲状態の組織として扱われて(実態は軍隊?)、これまで存在してきています。しかも違憲な存在だと非難の声さえあります。そのためこのような大災害などイザという時に、命令されなければ活動できない中途半端な存在となっています。行政としても違憲な組織を勝手に使えない、不自然で不思議な組織なのです。

 しかも自衛隊は、日夜、有事の時を想定して訓練をしている、何とも不思議な組織体なのです。そして現在の日本では、このように中途半端な存在でもイザと言う時には駆り出され、災害救助を引き受けている現実を考えると、また国防という点からも乗り越えるべき課題の多い組織であることを感じました。

 そろそろ、このような違憲状態に置かれてきた経緯を解決する時期に来ているのではないかと思います。
政治が真摯に向き合って、国民が納得できる組織に変えたほうがいいと思います。少子化、超高齢化社会となってきた日本の防衛問題を一体全体どうする気なのか、姿が見えないところがありますが、現場の隊員たちは日夜訓練を積んでいることは確かです。

 行政と警察と消防と自衛隊、これらの連携が上手く機能するようにする必要があります。そしてイザの時に速やかに災害救助活動ができる体制造りは必要だと思います。それを全体主義国家と言うのか、或いは、当たり前の国防意識に目覚めた国とするのかは議論すべき点もありますが、イザのためには、どうしても避けて通れません。

 20日には、米国はトランプ大統領が誕生しますが、日本の国防は自ら果たせと言われるのでしょうか?
それとも米軍を駐留し続け、カネだけを要求するのでしょうか? 具体的変化はこれから明らかになりますが、外圧で変える国を、そろそろ返上する時期だと思います・・・。










posted by toshi at 11:00| 埼玉 ☔| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by at 2017年01月14日 10:04
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