久しぶりに石井紘基の名前を見つけました。彼は特別会計の闇を国会で暴露する予定の数日前に暗殺されてしまいました。
それ以来、この暗部を暴露する人間がいなくなった。既得権体制の矛盾を指摘し批判するよりも仲間入りし、御利益に与ろうとする卑しい人間が増えたからなのだろうか。
今こそ、石井紘基のような政治家の登場が待たれますが、正しい政治活動ができる政治家を他の政治家が応援しなければ、国民主権の政治は実現できません。このたび黒川敦彦さんが詳細に紹介していますが、この特別会計の闇を温存したままにすると誰も責任を取らず、国民が選んだ政治家の無力によって、官僚支配の国家は破綻するでしょう。
付けは国民が引き受けることになります。これが責任者不在の国家の行く末です。これが嫌なら、既得権益層の利権、或は一部の抜き取りする者達を排除することは当然のことです。綺麗事だけで政治は運営できないとも言われますが、何十年も隠蔽してきた闇を表に晒して、より正しい政治に舵を切らねばならないと思います。
慣習も法なりと、既得権を守り続けることと、雇用形態を多様化することとは立場によって、保守になったり、革新になったりと敵対することになりますが、最低限、人権を守ることは貫いてもらいたいものです。明文化したものと不文律が混在する矛盾を抱えて話し合う事は、政治そのものです。"石井紘基氏の思い” が実現することを願います。