ダニー・ネフセタイさんの著書「国のために死ぬのはすばらしい?」にも紹介されているが、第二次世界大戦中のホロコーストで600万人のユダヤ人が虐殺された。1961年、このホロコーストに深く関与した人物、アドルフ・アイヒマンはイスラエルの諜報機関モサドに拘束され、イスラエルに連行されて裁判にかけられたのだが、アイヒマンは組織の一員として命令に従い坦々と仕事をこなしただけであると責任を感じない冷酷な人間を貫いた。あくまで感情を押し殺し、ユダヤ人をガス室へと送り込んだのに、これに関する罪の意識を持ち合わせていなかったのだろうか。本心を明かさなかっただけなのだと思う。
このような冷たい人間になるのは簡単なのかもしれない。。。大きな組織人間になればそうなるリスクが大きいからだ。出世争いの渦中に入れば、疑問など持ってなどいられない。民主的に侃々諤々、何が正しいのか疑問を持ち、じっくり議論していても纏まるものも纏まらないこともあるだろう。そして考えれ考えるほど疑問が沸いてくるのではなかろうか。一方、そのような大きな問題を抱えたくないから、或は単純な仕事にいいからと重圧を避けて管理職を避けてしまうこともあると聞く。その大元が教育にあるのだとしたら大きな損失である。現在の無責任社会を見ていると、そこに原因があることに間違いありません。その証拠に、今だけ、カネだけ、自分だけの議員が存在しているではないか。
本動画のはじめにダニーさんは、イスラエルと日本の教育が似ていると喝破し、共に周辺国を非難する国であると指摘する。前川さんは与えられた憲法と言えども、戦後70余年も戦争に係わらずに済んだ平和憲法に従うことを放棄して、戦争が出来る国へと変えてしまう自公政権の政治の危険な兆候を見抜いている。平和を続けるためには最低限、政治家は日本国憲法に基づいた行動をしてもらいたいものです。他国の軍事力の脅威を減らすために軍事力を増強するという論理は破綻しています。この気持ちもわからないではないのですが、これを続けている限り、平和が長続きするはずはないのです。
前川喜平さんに聞く
ー 新しい政治の姿 − 完全版



